本体の紙には、雲竜や金模様などさまざまな美濃機械漉き和紙を使用しています。
日本伝統の四つ目綴じという技法で、一つずつ手で縫い上げて仕上げてあります。
サイズ:150mm×200mm×11mm 112ページ
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岐阜の美濃地方で長く作られてきた伝統的な美濃手すき和紙は、その風合い、色、製法、創造性、そして品質のすべてが特徴的です。美濃の伝統的な紙は、手作業でほぐした楮(こうぞ)の繊維に、拡散性のあるトロロアオイの根からの抽出物を交ぜ、竹簀(たけす)を使って、一枚ずつ漉かれています。紙すきに使う水の清純さから、美濃和紙は世界でもっとも価値のある紙の一つと言われ、大英博物館のレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画の修復にも使われました。
コレクションでは、便利で遊び心のあるシリーズで、美濃和紙の美しさを表現しました。例えば、伝統的な和綴じ製法で作ったノートは、角を丸くして、ポケットに入れやすいようにしました。表紙には、日本の伝統的なモザイク柄や、活き活きとして美しい音楽のような日本語にインスピレーションを受けてデザインしています。
創業以来、カミノシゴトは日本の伝統的な提灯用和紙の加工、販売をしてきました。そして、和紙関連製品や様々な美濃和紙の販売と、シルクスクリーンやインクジェット印刷といった新しい技術を使った和紙印刷へと拡大してきました。伝統的な職人技を維持しつつも、自社製品と新たな技術の開発をしています。その蓄積された知識を活かし、常に新たな可能性を模索し、美濃和紙を使った高品質の製品で生活を豊かにすることに取り組んでいます。
書くことや描くことは覚えることであり、「覚える」とは、日本語では記憶を意味します。このコレクションは、美濃和紙にスポットを当て、伝統的な製本技術と金箔を組み合わせたグリーティングカードやスクリーンプリントのノートで構成されています。デザイナーや作家、芸術家は、つねにノートを持っており、日本には刺激的な観察、洞察、記憶で溢れているので、ノートがすぐにおもしろい言葉やエチケットで埋まっていきます。日本語は、たとえその意味がわからなくとも、鳥のさえずりのように美しい音が、よくイタリア語と比較されます。
